馬油(ばーゆ)は、文字通り「馬の油」の事ですが、今回は馬油に関するお話です。
食用の馬を解体する際に出る副産物であり、首あたりや腹あたりの部位の皮下脂肪を原料とする動物性油脂のことです。
馬油は、昔から火傷や切り傷など様々な皮膚症状に万能油として使われなど、民間療法を始めとして、様々な場面で活用され現代まで長く愛されてきました。
勿論、日本においては、医薬品のような効能・効果は認められていないとされていますが、多くの人が馬油
によって、救われたり、時に輝きを取り戻したりする話を直接・間接的に訊きます。
今回は、一家に一個あればとても便利な馬油を紹介するね。
馬油って、美容に良いと訊いてるから一度使ってみようと思うけど、馬が可哀想だと思って使ったことないんだ。
「きなみちゃんのように、馬油を使ってみたい」という人は多いと思うけど、いろいろな理由でまだ使っていない人も少なくないと思うので、様々な角度から(多角的視点に基づいて)説明するね。
了解です!今回も気になる事があれば質問させてもらうね♪
目次
馬油とは
「馬油」は、馬の脂肪から採取した油馬の油のことで、「ばーゆ」と読みます。
馬のたてがみや皮下脂肪などの脂肪油を火にかけ煮立たせ、不純物をろ過してつくられます。
馬油は、昔から民間療法などとして、火傷や切り傷など様々な皮膚症状に万能油として使われ、現代まで長く愛されてきました。
ところで馬油の製造の為に(多くの馬油の各メーカー・販売者の説明を見る限り)馬を殺傷はしないとの事なんだ。基本的に馬油は食用馬の副産物である馬の脂肪を原材料にしているんだ。
そうなんだ。馬肉の副産物として馬油が作られるって事なんだね。少しは気が楽になったよ。
日本にも馬肉を食する文化もあって、馬肉を食べる人がいる間は、その副産物として物馬油が作られると思うよ。僕は基本的に馬肉は食べないし、牛肉や豚肉さえも極力食べないようしてるんだけど、馬油は感謝した上で使ってるよ。
なみのりさんみたいなこだわりを持つ人でも馬油を使ってるのなら私も使ってみるよ。
馬油の歴史
馬油の歴史は今から約4000年前の中国の騎馬民族の時代から使われていたとの事です。
5~6世紀頃の中国で活躍した名医である・陶弘景が編纂(へんさん)した「名医別録」という本には、馬油
の利用法を記している位、長い間、使用されてきました。
馬油が日本に伝わってきた時代は諸説あるけど、一般的には約400〜500年前だとされているんだ。
かなり昔から使われているんだね。室町時代から安土桃山時代あたりにはもう馬油は使われていたんだ。
そうだね。そして、馬油が最初に広まったのが九州だと言われてるんだ。
よく知ってるね。熊本では戦国武将の加藤清正の影響で馬肉の食用が盛んになったされ、その後、馬肉の副産物として馬油が多く産出されているんだ。
加藤清正の影響ってのが、凄く勇ましい印象を受けるね。
馬油の効能
馬油は、オレイン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、リノール酸、リノレン酸などを多く含んでおり、古くから皮膚治療の民間薬として用いられてきました。
そして馬油は、昔から民間療法などとして、火傷や切り傷など様々な皮膚症状に万能油として使われ、現代まで長く愛されてきました。
近年では、高い保湿力があることから、全身の保湿ケアとして赤ちゃんから大人まで幅広い世代に使用されています。
ただ、日本においては医薬品のような効能・効果は認められていないとされています。
あくまで民間療法として用いられてきた馬油だけど、火傷や切傷に効果があったり、あかぎれなどの乾燥肌の保湿効果があると言われてるね。
確かに火傷や切傷に効果あるって話はよく訊くよね。加藤清正達も戦禍で受けた傷を馬油で癒やしたのかな?
加藤清正やその家来達が馬油で傷を癒やしたかどうかは定かではないけど、は僕は今年になって不覚にも火傷を負った時に馬油に救われたんだ。かなり赤く晴れてヒリヒリしたんで、慌てて馬油を塗って一晩寝たらヒリヒリは無くなって、火傷の痕も殆ど消えたんだ。本当に感激したよ。
なみのりさんはそそっかしいからね。
でも馬油に救われて良かったよね。なみのりさんは、身をもって馬油の効果を体感したから説得力があるね。
馬油の美肌効果
日本においては医薬品のような効能・効果は認められていないとされていますが、近年では馬油の抗炎症作用や抗酸化作用に注目されています。
馬油は美肌目的として、肌などの美容用として使われたり、アトピー性皮膚炎やニキビなどのトラブル肌に対しても使われています。
実は僕も数年前から寝る前に顔に馬油をつけてるんだよ。いつしか顔にしみの立体化したものが出来ていて嫌だな~と思って、毎晩、馬油を塗り続けた結果、平べったくなりやがて殆ど消えました。
なみのりさんは健康オタクとは言え、既に還暦過ぎてるのに、美肌効果が出たんだ!凄いじゃん!
僕の母は、後期高齢者だけど、数年前から顔に黒いイボみたいなのが出ていて、僕の効果を知ってから毎晩、イボみたいなところに馬油をつけて寝ているうちにイボがどんどん小さくなって、やがてひらべったくなり、今ではほとんど跡形もなくなったんだよ。
私はお二人よりも若いし、もっと美肌効果が期待できる感じがする。もちろん、人それぞれ違うだろうけど、早急に馬油を購入して使ってみるよ!
馬の脂肪酸組成である馬油には人の肌油と同様に、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がおよそ1:2の割合で含まれていており、馬油は人の肌油にとても近い天然オイルです。
キレイに整った肌の条件は「水分」と「油分」のバランスが保たれているとされています。
そしてヒトの肌に近い脂質を持った馬油は、肌に足りない皮脂の代わりとして角質層になじみ、馬油はブースターのように、与えられた水分をしっかり受け止め保湿力をキープし、馬油に多く含まれる「リノレン酸(うるおい成分)」が、肌が持つ本来のチカラを引き出すサポートをし、肌にうるおいを与えながら、イキイキとした肌へと導くとされています。
ところで馬油は人の皮脂に近い(人間の組成と酷似している)と言われてるんだ。だからこそ馬油は、ヒトの肌へ馴染みが良いのだと思うよ。
馬油はヒトの肌へ馴染みが良いって事は、角質層まですうっと透し潤いを保ちそうだよね。ところで、なみのりさんは、馬油は顔だけにつけてるの?
顔以外に関しては、毎日ではないけど、髪につけたり、かさついたところを含めて体の気になる部分にもつけるよ。さっき、火傷した時の話をしたけど、口の中を噛んでしまって傷ついた時は口の中にもつけてるよ。
顔や髪を含めた全身OK!なんだね。それにしても口の中を噛むってやっぱりなみのりさんはそそっかしいね。でも口内もOK!ってのは非常に安心だね。やっぱり馬油は一家に一個必要だね!
馬一頭から取れる馬油の量
きなみさんが、言うように「馬油は一家に一個は常備」していた方が良いよね。
馬油でもたてがみ下の油である「こうね油」は、一頭から約5kgしか取れないと言われてるんだ。同じ馬油でもお腹辺りからは、約200kg取れるとされてるんだ。
お腹の量は約200kgも取れるんだ。でもたてがみ下から取れる「こうね油」は約5kgしか取れないんだね。
「こうね油」の方が貴重だから価格が高めなんだね。
今回もいろいろ教えてくれてありがとう♪
次回の話題も楽しみにしてるよ♪
記事を作成する際に参考にしたサイト・出版物並びにイラスト・画像を利用させて頂いたサイト
ユウキ製薬
北海道純馬油本舗
サンキューバーユ
いらすとや
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