カゼインフリー
カゼインフリー とは基本的にカゼインを含む食品を摂取しないようにする食生活・ライフスタイルのことです。
最近はグルテンフリーと並んでカゼインフリーも注目されています。
私も興味あるし詳しく教えてね♪
カゼインとは
カゼイン(Casein)とは、牛乳に含まれるタンパク質の事で、乳たんぱく質の約80%を占めています。
カゼインは、α(アルファ)型カゼイン・β(ベータ)型カゼイン・κ型(カツパ)カゼインの3種類が存在します。 カゼインの中でも特にαカゼインは消化しにくいため、未消化物として腸内に残りやすく、腸壁を傷つけてしまうと言われています。
カゼインの中でも特にα型カゼインには気をつける必要があるんだね。
3種類のカゼインの中で人が消化しやすいのはβカゼインであり、母乳には、このβカゼインが多く含まれます。 β-カゼインは、ヤギミルクにも含まれており、ヤギミルクなら消化できます。
カゼインの問題
「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」(著者 内山 葉子)では、下記の通り指摘しています。
パンと牛乳が深く関わっている発症あるいは悪化する症状・病気
日常的な症状
便秘、下痢、おなかの張り、肩こり、頭痛、日中の眠気、なかなか痩せない、疲れやすい、鼻水・鼻詰まり、節々の痛み、生理痛、排尿トラブル、尿もれ、乾燥肌、原因不明の湿疹やかゆみ、じんましん、イライラ、落ち込み
病気
花粉症、アレルギー生活鼻炎、ぜんそく、慢性関節リウマチ、慢性疲労症候群、線維筋痛症、アルツハイマー病、パーキンソン病、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、甲状腺疾患、子宮筋腫、卵巣嚢腫、不妊症、うつ、乳ガン、前立腺ガン、自閉症、多動症、アトピー性皮膚炎
食べ物が人間の細胞を作っていると言えるし。
発達障害の治療では、グルテンフリーに加え『カゼインフリー』のGFCFの食事方法が実践されることが多いとの事。
海外のスーパーでは以前から大豆ヨーグルトやココナッツミルクで作ったチーズ、牛乳代替品のアーモンドミルクやライスミルクなども大人気でしたが、日本においてもビッグストアでも定番販売されるようになりました。
牛乳は本当に健康にいいの?
学校給食に牛乳とパンが定番だった時代が長く続きました。
その当時から牛乳は、カルシウムたっぷりだし、こどもの成長期には牛乳を摂ると良いと言われてました。
1946年に米国の小児科医であるベンジャミン・スポック博士の「スポック博士の育児書」が出版されました。
42か国語に翻訳され世界中で5000万冊販売され[1]、1946年以降では聖書に次ぐ購入すると言われる世界的大ベストセラーです。
戦後、1966年に日本でも翻訳され、その影響により、「こどもに牛乳や乳製品を積極的にとらせる」指導が日本においても常識となりました。
しかし・・・日本では摩訶不思議なことに第7版は出版されず、古い考え方である「牛乳・乳製品の積極摂取」を今なお支持する人の方が多数派だよね。。。
でも自分自身が書いた世界的ベストセラーの内容を自分自身で大転換するって余程の事だよね。
しかし・・・日本では大転換した第7版が出版されていないって。。。摩訶不思議。。。
消化管への影響
食事などでカラダが中に入ってきた物は、代謝されてカラダの外に排出します。
便で75%、尿で20%、汗で3%、残りは爪や髪の毛や呼吸などと言われています。
水に溶ける物質は腎臓でろ過されて尿に排泄され、水に溶けない物質は肝臓で代謝、解毒されて便で排出すると言われています。
消化管の中は「カラダの外」だと考えられており、口から肛門までは1本のホースのようになっており、食べ物を消化してカラダに必要な物を体内に吸収すると言われています。
しかし、小麦に含まれるタンパク質のグルテンや乳製品に含まれるタンパク質のカゼインが恐ろしいことに、腸から有害な菌や不要なタンパク質が漏れ出さないようにしている「腸粘膜の門)を開けてしまうタンパク質(ゾヌリン)の分泌を促すと言われています。
カゼインフリーの広がり
腸の粘膜が弱い人は、グルテンだけでなくカゼインにも、反応する事が多いと言われています。海外では、自閉症の食事療法のひとつに、「GFCF(グルテンフリー・カゼインフリー)ダイエット」というものがあります。また、最近では健康法のひとつとして、GFCFダイエットを行う人も増えているとの事です。
牛乳から作られるさまざまな乳製品にカゼインは含まれています。
牛乳、生クリーム、チーズ、アイスクリーム、ヨーグルト、プリン、カフェオレ、ミルクティーなど
腸の粘膜が弱い人は、グルテンやカゼインにも、反応する事が多いと言われています。
乳糖不耐症
牛乳中に含まれている乳糖という糖を分解する力が弱いことを専門用語で乳糖不耐症(あるいは単
に乳糖不耐)と呼びます。
乳糖不耐症とは牛乳に含まれている乳糖を分解する酵素がないか、働きが弱い症状のことです。
乳糖をエネルギー源として利用できない人が牛乳を飲んだときに下痢やお腹の張りを訴える症状が現れるとされています。
記事を作成する際に参考にしたサイト・出版物並びにイラスト・画像を利用させて頂いたサイト
- グルテンフリーの毎日ごはん 著者 溝口 徹 ・ 大柳 珠美
- パンと牛乳は今すぐやめなさい! 著者 内山 葉子
- いらすとや
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